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10歳 女子 混合歯列 抜歯 (抜歯部位:上下顎小臼歯)

ID:566

上下顎前突(口元の突出)

開咬

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初診時年齢10歳の女子で、出っ歯を主訴として来院されました。また、開咬もあるため、他院では将来外科矯正になるだろうと言われたとの事です。検査の結果、開咬を伴う上顎前突と診断しました。
大臼歯の前後的関係がずれていたため、上下歯列の拡大(上顎はクワッドヘリックス、下顎はバイヘリックスを使用)後に、固定式装置(GMD)で上顎大臼歯を後方へ動かしました。その後、上下左右第1小臼歯を抜歯し、セルフライゲーションブラケット装置(デーモンシステム)で上下前歯を後退させ、動的治療を終了しました。その結果、口元も後退し、外科矯正も回避できました。治療期間は前後期合わせて5年2ヶ月でした。通院回数:58回。

歯列矯正を始めるに当たって、後戻り・失活・虫歯(歯周病)・歯根吸収・ブラックトライアングル・歯肉退縮・顎関節症などのリスクがあることを説明し、患者さんには十分ご理解頂いた上で治療を行いました(以下もご覧ください)。また、別ページにある【矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について】もご覧ください。

費用 基本料金:660,000円 調節料:5,000円/月


※記載している治療費用は、治療当時の価格(税抜価格表示)となります。現在の費用は治療費のページでご確認くださいませ。

症例画像

初診時

動的治療中

動的治療終了時

歯列矯正を始めるに当たって、以下のリスクと副作用があることを説明し、患者さんには十分ご理解頂いた上で治療を行いました

  • ①後戻り歯並びを治しても、後戻りが生じる場合があります。
  • ②失活歯は生きていますが、何らかの原因によって歯が死ぬことがあり、黒く変色してしまいます。
  • ③虫歯・歯周病虫歯・歯周病ともに細菌による感染症です。矯正装置のせいで、これらに罹患しやすくなります。
  • ④歯の根が短くなることがある(歯根吸収)歯の根が短くなることがあります。
  • ⑤ブラックトライアングル歯と歯の間の歯肉が下がり、歯間が黒い三角形に見えることがあります。
  • ⑥歯肉退縮歯の移動とともに歯を支えている骨が壊れてしまうことがあります。そのせいで、表面を覆っている歯肉が下がって歯根の一部が露出したり、歯肉が裂けたように見えたりします。
  • ⑦顎関節症矯正治療中、「アゴが鳴る」、「アゴが痛い」、「口が開きにくい」といった症状(顎関節症の3大症状)が出てしまう場合があります。
  • ⑧過成長成長期の受け口の患者さんの場合、下顎の成長を抑えられないことがあります。
  • ⑨金属アレルギー矯正装置には様々な金属が使用されています。体質によっては、金属アレルギーを起こす場合があります。

別ページにある【矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について】もご覧ください。

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